旧制大阪高等商業学校
作者不詳
<壱> |
<弐> | |
<参> |
<四> | |
<伍> |
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<七> |
出典: 『大阪高商歌集 第一輯』(村山元著、1921年)。
振り仮名は現代仮名遣いによります。
曲は判明しておりません。
作者・曲とも全く不明です。
妙に漢語の頻出する歌詞です。漢籍調の大袈裟な歌詞が楽しい一方で、自分以外に誰が濁世を救おうか、という寮歌調の部分も見られます。
曲は判明しておりませんが、当時流行した旧制一高寮歌 『アムール川の流血や』(明治34年、栗林一宇作曲) に合わせて歌うことが可能です。"桃渓(とうけい)" - 当時の大阪高商の所在地、桃谷(烏ヶ辻)のこと。
"長棍(ちょうこん)" - 長い棍棒。バットのこと。
"万頃(ばんけい)" - 広々とした地面・水面。
"瑰キ(かいき)" - 「キ」 は 王 + 奇。
「バットを振れば辺り一面嵐が起こり、ボールを打てば大地が揺らぎ、巨岩も崩れる」 - この大袈裟な表現がまさに漢籍調。"蜻蛉州(あきつのしま)" - 日本の美称。
"乾坤(けんこん)" - 天地。