「思ひ出づる」の譜面について
1998年8月9日22:14、仙台市在住の遊閑斎さん(@mb.infoweb.ne.jp)より
「四高『思ひ出づる』について」に関連したメールになります。
(前略 − 引用者)
過日、メールしました、四高「思い出る」の譜面について、判明したところが
ありましたので、メールいたします。
先週、夏休みを使って北陸方面に旅行に行ったのですが、その時、金沢の
近代文学館に寄り、四高に関する文献について聞いてきました。
あいにく何もないという返事だったのですが、そこの理事長さんが四高OBの方で、
話の中で、四高の寮歌集を入手することができました。価格は千円、一般配布もしている
とのことです。
さて、当の譜面ですが、音符は「日本寮歌集」のそれと全く同じで、ただ、
「呼び応う こだまのみ」の部分ははっきりと4/4となっていました。
では、余った音符ですが、これが小さく記されていて、どうも補助符のようにとれるのです。
そこであらためて歌詞を見たのですが、四番、五番の歌詞で件の箇所の歌詞が
字余りになっているのです。
(中略 − 引用者)
あと「空ゆかば」ですが、さっと見た限り、そういう題の歌、またそれで始まる歌詞も、
四高寮歌集にはありませんでした。
(後略 − 引用者)
えんたろうより:
遊閑斎さん、ありがとうございました。
元のメールには、その字余りの部分とメロディーとの関係が MIDI 付きで
詳細に解説されていましたが、引用は避けました。
なぞの楽譜は、字余りの部分も歌いやすいように記譜した、
作曲者(?)の繊細な配慮だったようです。
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