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第一部選手応援歌

(大正5年。旧制第二高等学校)

作詞者、作曲者 不詳


<一>

七州の野(や)に雲乱れ

浪松島の江に狂ふ

勇士一度弓とれば

矢は高鳴りて天をつく

<二>

紅燃ゆる太陽(ひ)の前に

群魔の呪今消えて

勇士は得たり永久のはえ

輝の旗我にあり

<三>

若き男子の舷(ふなべり)に

血の大旆をかざすとき

潮も和するとどろきは

一部の勝を告ぐるかな



[ 遊閑斎さんのメールへ ]


[ 解説 ]

この曲は、読者の 遊閑斎さんから、第三高等学校の『紅萌ゆる』によく似た曲、としてご紹介いただいた曲です。

遊閑斎さんご自身の解説を引用しますと、

(前略 − 引用者)

 第二高等学校は、毎年、端艇競漕があり、
文甲乙、理甲、理乙の三部に別れて行われていました。
これはその第一部(法文科、または文甲乙)の応援歌になります。
第二高等学校歌集には作詞作曲者ともに記載がありませんので、
たぶん著作権については問題はないでしょう。

(以下略 − 引用者)


Entaro NAGATANI, 1996-2006.
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