初めてお便り申し上げます。過日YAHOOにてネットサーフをしていたところ、
偶然目にし、訪れたものです。遊閑斎といいます。
私も寮歌には高校時代からはまり続けておりましたが、ここしばらくはご無沙汰
していました。しかし、最近松本市の旧制高校記念館を訪れる機会があり、それ
以来再び火がついた状態であったところに貴HPを発見し、たまらずメールを送った
次第です。
一通り拝見いたしまして、気づいた点が一つありました。「紅萌ゆる」の、
「都の花に」についてですが、案外「都の春に」が正当である可能性があります
(断言はできませんが)。といいますのは、すでに読まれたかもしれませんが
「寮歌物語 我が寮歌の誕生(国会図書館請求番号KD319−81)」に
「紅萌ゆる」の歌詞と譜面が載っていまして、それには、確かに「都の春に嘯けば」
とあるのです。
「日本の唱歌(下)」はまだ入手していないので、何とも言えないのですが、
作詞者が「こい」作曲者の名が「ky」となっていることから、資料としての価値は、
低くはないと思えます。
またほかにも語句の違うところが見受けられます。例えば六番の歌詞の二節目、
四節目が入れ替わっていることなど。
ENTARO NAGATANさんの正確なところをご存じでしたら、御教授願えれば幸いです。(以下略−引用者)
(前略)さて、『紅萌ゆる』の歌詞の件ですが、実は、私はあまり詳しくありません...。研究不足ですみません。
『日本の唱歌(下)』をもう一度読み返してみても 「『都の春に』が正しいとする説もある。」(P.30)とあるだけで、その典拠は巻末にも載っていませんでした。
遊閑斎さんがご覧になった 『寮歌物語 我が寮歌の誕生』 は重要な資料の可能性があります。
(まだ読んでおりません...。図書館で探すことにします。) 六番の歌詞の件は、初めてお聞きしました。
貴重な情報をありがとうございました。今後、新しく判明したことがありましたら、 『極小部屋』のページに反映させていきたいと思います。
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と回答しましたが、まだ 『寮歌物語 我が寮歌の誕生』 は見つけていません。
最近手に入れた『日本寮歌大全』でも、「都の花」問題については ほんの少し(P.105などで)触れられているだけです。
六番の歌詞については、特に記述はないようです。
どなたか、詳しい事情をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご意見フォームからお知らせください。