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※ 現役信者の方はご覧にならないことを強く勧めます。

< 2. 1984年版歌集 各曲解説 (1) >

「某教団賛美歌の歴史を野次馬する頁」 表紙2. 1984年版歌集各曲解説 [1] [2]


(2021年 1月 3日 更新: 139番の歌168番の歌を独立ページに移動。) [更新履歴]

この項では、某教団の 1984年版歌集 『エホバに向かって賛美を歌う』 収録の各歌について、古い歌から順番に、それぞれの歴史について触れていきます。この項での 「現行」 との表記は、1984年版歌集での歌詞・曲を指しますので、ご注意ください。2009年版、2016年版の新歌集については、参考程度に触れています。

歌番号順に見たい方はこちら。

この手の 「賛美歌解説」 は、普通の教団であれば教団自らが発行している場合が多いのですが、この某教団の場合は各歌の作者名すら原則として非公表です (例外として、作者が亡くなった際に、教団の雑誌で歌の作者であることが公表されたケースはあります)。 本稿は現時点では不完全な記録であり、多分に誤りを含んでいる可能性があることを、予めお含みおき下さい。

※ 各歌集についての情報は、「1. 某教団賛美歌集の歴史概説」 をご参照ください。
著作権について ・ その他お約束 (このページ末尾)


< 目次 >

↑ 以上は 各曲解説 (1) に収録。
↓ 以下は 各曲解説 (2) に収録:

歌番号順リスト

「某教団賛美歌の歴史を野次馬する頁」 表紙へ


2-1. [ 1928年版歌集より古いと考えられる歌 ]

2-1-A. 歌詞・曲ともに 1928年版より古い歌

現在持っている資料では、特定できる歌はありません。

2-1-B. 歌詞のみ 1928年版より古い歌

2-1-C. 曲のみ 1928年版より古い歌

[ 目次へ ]


2-2. [ 1928年版歌集で初登場したと考えられる歌 ]

1928年版歌集に載っている信者の作品のうち、300番台の歌については、1928年版で初登場と特定できますが、
番号が若い歌については、それ以前の歌集 (例えば 1900年版歌集 [Zion's Glad Songs] の改訂版) で初登場の可能性があります。資料がない以上は憶測にすぎませんが。

2-2-A. 歌詞・曲ともに 1928年版まで遡る歌

[ 目次へ ]


2-2-B. 歌詞のみ 1928年版に遡る歌

該当はありません。

[ 目次へ ]


2-2-C. 曲のみ 1928年版に遡る歌

[ 目次へ ]

53番

Theocracy's Increase (増し加わる神権支配)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

本来は、旧約聖書イザヤ書9章に基づき、キリストによる支配の拡大をたたえる歌。しかし実際には、教団組織の拡大を喜ぶ歌となっています。
現在の歌詞と曲の組み合わせは 1966年版歌集からですが、現在の第1節・第2節に当たる歌詞自体は 1950年版歌集に載っていました。曲は 「WESLEY」(Lowell Mason [1792-1872] 原曲。もちろん、某教団の信者ではない) が使われていました。
一方、曲の方は 別の歌詞 (F.W.F [後のフランズ会長?] 作詞の 「Loyalty(忠節)」) と共に 1928年版歌集にすでに登場しています。1950年版歌集には載っていませんが、1966年版歌集で復活し、1984年版歌集に引き継がれました。

なお、2009年版歌集には引き継がれませんでした。

注釈: 邦詞の第2節は、某教団賛美歌では珍しく、キリストに呼びかけています (英語版は異なる)。基本的に、某教団の賛美歌には、キリストに呼びかける歌詞は登場しません。

資 料

1928年版 302番 「Loyalty (仮訳:忠節)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 58番 「Loyalty (仮訳:忠節)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] * 1948年改訂版

1950年版 20番 「Theocracy's Increase (仮訳:神の政府の拡大)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI (別の曲: WESLEY)]

1966年版 27番 「Theocracy's Increase (増し加わる神権政府)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞] [曲MIDI (現行)]

1984年版 53番 「Theocracy's Increase (増し加わる神権支配)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


67番

Store Up Treasures in Heaven (宝を天に蓄えなさい)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

新約聖書マタイ6章20節に基づく、教訓的歌詞の歌。
1984年版歌集の歌詞と曲の組み合わせが揃ったのは 1966年版歌集からですが、歌詞自体は、別の曲 (HARWELL) と共に 1950年版歌集に載っていました。(1950年版の曲の作曲者は Lowell Mason [1792-1872] で、もちろん某教団信者ではありません。) ただし、1950年版では、参照聖句はマタイ福音書ではなくテモテ前書6章17-19節となっています。
一方、曲の方は、別の歌詞と共に 1928年版歌集にすでに載っていました。1984年版の曲とは異なる部分も目立ちます。

なお、2009年の新歌集には引き継がれませんでしたが、似た内容は 94番の歌 「Content With God's Good Gifts (神からの良い賜物に満足する)」 で歌われていました (曲は、1984年版 182番の歌 「ギレアデのバルサム」 のメロディーが使われていました)。

注釈: 1968年版日本語版 (旧版) では、『宝を天に積め』 という題名でした (文語聖書の表現そのまま)。某教団では、信者の殆どは (天の王国ではなく) 地上の楽園に行く、と信じていますから、「宝を天に積む」 意味も、一般キリスト教とは異なっているかもしれません。

資 料

1928年版 325番 「Jehovah's Praise We Sing (仮訳:エホバの誉れを歌わん)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 83番 「Rich in Good Works (仮訳:良き業に富む)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI (別の曲: HARWELL)]

1966年版 38番 「"Store Up Treasures in Heaven" (『宝を天に蓄えなさい』)」

[PNG] [歌詞] [曲MIDI (現行)]

1984年版 67番 「Store Up Treasures in Heaven (宝を天に蓄えなさい)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


81番

Gratitude for Divine Patience (神の辛抱に対する感謝)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

新約聖書ペテロ第二 3章15節に基づき、悪の滅び (ハルマゲドン) がすぐに来ないことを感謝しつつ待望する歌。
曲の方は、すでに 1928年版歌集に 別の内容の歌詞と共に載っていました。終わりの部分が現在の曲とは異なり、よりクラシック調です。1950年版歌集では、すでに現在のメロディーに変わっています。
歌詞は、1950年版歌集から 1984年版歌集まで引き継がれました。

なお、2009年の新歌集にも引き継がれましたが、歌詞は英語版・日本語版ともに一新され、2節に短縮されました。

注釈: 1968年日本語版(旧版)では、『神の寛容に対する感謝』。当時は、"patience (辛抱)" も "long-suffering (辛抱強さ)" も 「寛容」 と訳されていたようです。

資 料

1928年版 138番 「The Glory of Jehovah (仮訳:エホバの栄光)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 32番 「Gratitude for Divine Patience (仮訳:神の寛容に対する感謝)」

[PNG] [歌詞 (現行)] [曲MIDI (現行)]

1966年版 43番 「Gratitude for Divine Patience (神の辛抱に対する感謝)」

[PNG] [歌詞] [曲MIDI]

1984年版 81番 「Gratitude for Divine Patience (神の辛抱に対する感謝)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版 35番 「Gratitude for Divine Patience (神の辛抱に対する感謝)」

歌詞は別の内容。曲はそのまま。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2016年版 115番 「Gratitude for Divine Patience (神の辛抱に対する感謝)」

歌詞は別の内容。曲はそのまま。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


105番

Hail Jehovah's Firstborn! (エホバの初子 [ういご] をたたえよ!)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

某教団歌集では珍しく、イエス・キリストを賛美する歌。ただし、あくまで唯一神エホバの子として、相対的に賛美するのみです。歌詞は、某教団独自のキリスト観が炸裂しています。
曲の方は、すでに 1928年版歌集に 別の内容の歌詞と共に載っていました。メロディーは 1984年版とは多少異なっていました。1944年版・1950年版には載っていませんでしたが、1966年版歌集で復活し、1984年版まで引き継がれた歌詞が付けられました。

なお、2009年の新歌集にも 109番 「エホバの初子を歓呼して迎えなさい!」 という歌が載っていますが、歌詞・曲ともに別の内容です (英語版では題名も 1984年版と同じ "Hail Jehovah's Firstborn!" ですが、歌詞は別の内容です)。

注釈: 一般キリスト教の観点からは、この歌だけでも某教団の 「異端」性がわかってしまいます。早くも第1節の 2段目で、キリストを被造物としています。後は推して知るべし。

資 料

1928年版 296番 「Thy Light Is Come, O Zion! (仮訳:シオンよ、汝が光は到来せり)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 には載っていません。

 

1966年版 46番 「Hail Jehovah's Firstborn! (エホバの初子をたたえよ!)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI]

1984年版 105番 「Hail Jehovah's Firstborn! (エホバの初子をたたえよ!)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


152番

Appreciating God's Compassions (神の憐れみに感謝する)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

1966年版歌集の時代には、大会の献身 (バプテスマ) の歌として親しまれていた歌です。
第1節の歌詞は、新約聖書ローマ書11章33節−35節に基づき、神の深慮を称えています。

曲の方は、すでに 1928年版歌集に 別の内容の歌詞と共に載っていました。メロディーは 1984年版とはかなり異なっていました。1950年版歌集では、ほぼ 1984年版の歌詞・曲の組み合わせで登場しています。

なお、2009年版歌集には引き継がれませんでした。

注釈: 1928年版歌集の譜は、明らかな誤記があるほか、「8分の6拍子」 と指定されていながら実際には 「4分の3拍子」 である等、怪しい譜です。収録した MIDI は、明らかな誤記のみ修正しております。

資 料

1928年版 90番 「Harp Tones (仮訳:竪琴の音)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] 前奏付き

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 55番 「Expressing Appreciation (仮訳:感謝を表す)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI (ほぼ現行)]

1966年版 82番 「Appreciation of God's Compassions (神の憐れみに感謝する)」

[PNG] [歌詞] [曲MIDI]

1984年版 152番 「Appreciating God's Compassions (神の憐れみに感謝する)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


159番

Our Possession of Peace (わたしたちの持つ平和)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

「霊の実」 (新約聖書ガラテヤ書5章22-23節) シリーズのうちの 1曲。
1984年版の歌詞と曲の組み合わせは 1966年版からですが、曲の方はすでに 1928年版歌集に 別の歌詞と共に載っていました。メロディーは 1984年版とは多少異なっていました。1944年版・1950年版には載っておらず、1966年版で復活しました。

なお、2009年の新歌集にも引き継がれましたが、1984年版での第1節の歌詞は廃止されました (4節まであった歌詞が 3節に短縮されました)。英語版では多少文言が変わった程度ですが、邦詞は口語化に伴って大幅に変更されました。

注釈: 平和は神とキリストから与えられるもの、という考え方が前面に打ち出されています。某教団は世俗的な平和運動には消極的です。その姿勢は、某教団独自の新世界訳聖書の中で、新約聖書マタイ伝5章9節の 「平和を作り出している人たちは幸い」 というキリストの言葉を、「平和を求める人たちは幸い」 と訳していることからも分かります (新世界訳聖書2013年版 [日本語訳は2019年版] では、「平和をつくる人たちは幸福」 に変わりました)。

資 料

1928年版 315番 「Ye Are My Witnesses (仮訳:汝らは我が証し人)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] 前奏付き

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 には載っていません。

 

1966年版 67番 「Our Possession of Peace (わたしたちの持つ平和)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI]

1984年版 159番 「Our Possession of Peace (わたしたちの持つ平和)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版 39番 「Our Possession of Peace (わたしたちの持つ平和)」

歌詞は 1984年版の第1節が削除された。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2016年版 113番 「Our Possession of Peace (私たちの平和)」

歌詞はさらに変更。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


163番

The Fruitage of the Spirit (霊の実)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

「霊の実」 (新約聖書ガラテヤ書5章22-23節) シリーズの総集編。歌詞の中に、信者が培うべき九つの 「霊の実」 が歌い込まれています。(第1節: 「愛」「喜び」、第2節: 「平和」「辛抱強さ」「親切」「善良」、第3節: 「信仰」「温和」「自制」)
1984年版歌集での歌詞と曲の組み合わせは 1966年版からですが、曲の方はすでに 1928年版歌集に 別の歌詞と共に載っていました。メロディーは 1984年版とは一部異なっていました。1950年版歌集には載っておらず、1966年版で復活しました。

なお、2009年の新歌集には引き継がれませんでした。

注釈: 1968年日本語旧版では、「みたまの実」。当時は聖霊のことを、「みたま」(御霊) と呼んでいたようです。「霊の実」 用語も、一部1984年現在とは異なっています: (旧)「寛容」→(新)「辛抱強さ」、(旧)「柔和」→(新)「温和」。

(教団独自の新世界訳聖書 邦訳2019年改訂版では、「霊」 という言葉が排除されています。「霊の実」 は 「聖なる力が生み出すもの」 と表現されています。)

資 料

1928年版 77番 「God's Tender Mercies (仮訳:神の優しき憐れみ)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] 前奏付き

「Watchtower Classic Library」 の 「溢るる恩寵」 に直リンク

1944年版 18番 「Jehovah's Goodness (仮訳:エホバのめぐみ)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] * 1948年改訂版

1950年版 には載っていません。

 

1966年版 94番 「The Fruitage of the Spirit (霊の実)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI]

1984年版 163番 「The Fruitage of the Spirit (霊の実)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


166番

See Jehovah's Army! (エホバの軍勢を見よ!)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、F. S. Barnes)

解 説

明るい軍歌。
1984年版歌集での歌詞と曲の組み合わせは 1966年版からですが、曲の方はすでに 1928年版歌集に 別の歌詞と共に載っていました (Henry Alford [1810-1871] 原作詞 「'Forward!' Be Our Watchword」。やはり軍歌です。日本福音連盟 『聖歌』 では 335番 「ただまえのみ」)。
1944年版・1950年版にもほぼ同じ歌詞のまま引き継がれましたが、1966年版で信者作詞の歌詞に変わりました。

作曲者の 「F. S. Barnes」氏は、『ものみの塔 (研究用)』 2014年2月15日号 「創造の写真劇」 の記事でコメントが取り上げられている 「F・スチュアート・バーンズ」氏 (1914年当時 14歳) と同じ人かもしれません。

なお、2009年の新歌集には、100番 「わたしたちはエホバの軍勢!」 として引き継がれました。歌詞は英語版・日本語版ともに、大幅に変更されています。

資 料

1928年版 58番 「'Forward!' Be Our Watchword (仮訳:『前進!』 を合言葉に)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 16番 「'Forward!' Be Our Watchword (仮訳:『前進!』 を合言葉に)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] * 1948年改訂版

1950年版 13番 「'Forward!' Be Our Watchword (仮訳:『前進!』 を合言葉に)」

[PNG] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1966年版 90番 「See Jehovah's Army! (エホバの軍勢を見よ!)」

[PNG] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI]

1984年版 166番 「See Jehovah's Army! (エホバの軍勢を見よ!)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版 100番 「We Are Jehovah's Army! (わたしたちはエホバの軍勢!)」

歌詞は大幅変更。曲はそのまま。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2016年版 71番 「We Are Jehovah's Army! (私たちはエホバの軍勢!)」

歌詞はさらに変更。曲はそのまま。

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


187番

All Things Made New (すべては新しくされる)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Harriet C. Swan)

解 説

新約聖書 黙示録 21章に基づき、新しい天地の預言を扱った歌。ただし、「キリストは既に再臨している」、とする独自の教義が第1節から前面に押し出されています。
1984年版歌集での歌詞と曲の組み合わせは 1950年版からですが、曲の方はすでに 1928年版歌集に 別の歌詞と共に載っていました。1924年 [大正13年] 作曲。1928年版の歌詞に登場する 「主人」 は、マタイ伝25章の 「主人 (花婿)」 とされる再臨したキリストですが、信者たちに 「我と共に父の御座に座せ」 と語りかけます。信者全員が天に行くと信じていた、1938年より前の時代の産物です。
1950年版歌集では現在とほぼ同じ歌詞が付けられました。メロディーは、1928年版、1950年版、1966年版、1984年版それぞれで多少異なる箇所があります。

なお、2009年の新歌集にも引き継がれましたが、曲は変ロ長調にキーダウンされたほか、リフレイン部分がさらに変更されました (1928年版でのメロディーに近くなりました)。英語版の歌詞はそのままですが、邦詞は口語化に伴って変更されました。

資 料

1928年版 334番 「The Master Is Come! Arise (仮訳:主人到来! 起きよ)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] 前奏付き

1944年版 には載っていません。

 

1950年版 73番 「"All Things New!" (仮訳:『すべてを新たにせん』)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI]

1966年版 93番 「All Things Made New! (すべては新しくされる)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞] [曲MIDI]

1984年版 187番 「All Things Made New (すべては新しくされる)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版 14番 「All Things Made New (すべては新しくされる)」

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳(口語に変更):Watchtower Online Library(直リンク)

2016年版 146番 「"Making All Things New" (『全てのものを新しくしている』)」

英詞(多少変更):Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳(さらに変更):Watchtower Online Library(直リンク)

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


193番

Preach "This Good News of the Kingdom"! (「王国のこの良いたより」 を宣べ伝えよ!)

作詞者

非公表

作曲者

非公表 (1928年版によれば、Jessie G. Herr)

解 説

表題の出典は新約聖書 マタイ伝 24章14節。日本語では、もう一つ紛らわしい題名の歌 (151番) がありますが......。
1984年版歌集での歌詞と曲の組み合わせは 1966年版からですが、曲の方はすでに 1928年版歌集に 別の歌詞 (作曲者自身による作詞) と共に載っていました。1928年版のメロディーは、1984年版とは多少異なります。1944年版・1950年版でもほぼそのままの歌詞で引き継がれましたが、1966年版でようやく 1984年版と同じ内容になりました。

なお、2009年の新歌集には引き継がれませんでした。

付記: 1968年日本語旧版では、「『御国のこのよいたより』 を宣べ伝えよ」 という題名でした。紛らわしい歌の方は、「御国のこの福音をつたえん」 (同 25番) で、一応区別が付くようになっていたようです。

資 料 1928年版 283番 「The Sword of the Lord and of Gideon!」 (仮訳:主の剣! ギデオンの剣!)

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1944年版 52番 「The Sword of the Lord and of Gideon! (仮訳:主の剣! ギデオンの剣!)」

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI] * 1948年改訂版

1950年版 71番 「"The Sword of Jehovah and of Gideon!"」 (仮訳:「エホバの剣! ギデオンの剣!」)

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (別の歌)] [曲MIDI]

1966年版 103番 「Preach "This Good News of the Kingdom"!」 (『王国のこの良いたより』 を宣べ伝えよ!)

[PNG1],[PNG2] [歌詞 (ほぼ現行)] [曲MIDI (ほぼ現行)]

1984年版 193番 「Preach "This Good News of the Kingdom"!」 (「王国のこの良いたより」 を宣べ伝えよ!)

英詞:Watchtower Online Library(直リンク)
邦訳:Watchtower Online Library(直リンク)

2009年版歌集には載っていません

 

2016年版歌集には載っていません

 

[ 曲のみ 1928年版に遡る歌 一覧へ ]


[ 目次へ ]

より新しい歌は (2) 以降へどうぞ。


「某教団賛美歌の歴史を野次馬する頁」 表紙2. 1984年版歌集各曲解説 (1)


著作権について・その他注釈

[戻る]


更新履歴

2021年 1月 3日
139番の歌168番の歌を独立ページに移行。
2019年 2月10日
2016年版 新歌集についての記述を追加開始。
2019年 2月 7日
画像・MIDIデータのリンクを変更。
2010年 1月 3日
2009年版 新歌集についての記述を追加開始。
2009年10月 3日
130番の歌を独立ページに移行。
2009年 2月11日
215番の歌を追加。
2009年 2月7日
192番の歌を追加。
2009年 1月13日
175番の歌を追加。
2009年 1月12日
97番の歌を追加。
2009年 1月11日
77番の歌を独立ページに移行。
2008年 9月26日
61番の歌に情報を追加 (Watchtower Classic Library 等)。
2008年 9月25日
88番の歌に情報を追加 (Watchtower Classic Library 等)。
162番の歌に情報を追加 (作曲者情報)。
2006年 5月15日
107番の歌の 1955年日本語歌詞を追加。
130番の歌の 1955年版より古い日本語歌詞を追加。
2006年 3月 5日
93番の歌を追加。現行曲の MIDI は掲載自粛。
2005年11月26日
2番の歌を追加。現行曲の 歌詞・MIDI は掲載自粛。
最近は、歌データを個別のページに移行する作業を平行して進めています。
2005年 7月25日
46番の歌を追加。現行曲の MIDI は掲載自粛。
2005年 5月 9日
92番の歌を追加。
2005年 4月10日
204番の歌を追加。
2005年 3月 5日
209番の歌を追加。
2005年 2月18日
1944年版歌集に基づく記述を追加開始。
2005年 1月30日
1944年版歌集における歌番号 [推定] を追加。
2005年 1月24日
172番の歌を追加。
2004年12月29日
169番の歌を追加。
2004年12月 5日
146番の歌を追加。
2004年11月 8日
143番の歌を追加。
2004年10月23日
112番の歌を追加。
2004年10月 2日
107番の歌を追加。
2004年 9月20日
89番の歌を追加。
2004年 9月 4日
86番の歌を追加。
2004年 8月26日
62番の歌を追加。
2004年 8月15日
57番の歌を追加。
2004年 8月 2日
47番の歌を追加。
2004年 7月25日
35番の歌を追加。
2004年 7月17日
34番の歌を追加。
2004年 7月 4日
27番の歌を追加。
2004年 6月12日
26番の歌を追加。
2004年 5月19日
14番の歌を追加。
2004年 5月16日
29番の歌を追加。
2004年 5月 9日
193番の歌を追加。
2004年 4月30日
187番の歌を追加。
2004年 4月28日
166番の歌を追加。
2004年 3月26日
163番の歌の解説、159番の歌の MIDI を追加。
2004年 3月24日
159番の歌の解説を追加。
2004年 2月22日
67番の歌の 1950年版の曲 MIDI を追加。
2004年 2月 1日
1950年版歌集で登場した歌の題名一覧を追加。67番の歌の解説を修正。
2004年 1月27日
152番の歌の解説を追加。
2004年 1月18日
81番105番の歌の解説を追加。130番の歌の MIDIを追加。
2003年12月24日
MIDI の音色を、基本的にピアノに変更。
2003年12月4日
67番の歌の解説を追加。
2003年 5月頃
開設。その後の更新記録は取っていなかった。

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